ダサい。超ダサい。
私はどうも、欲張りな人が好きみたいだ。
昨日、そういえばだいぶ前に買ったけど読んでなかった、この本を読んだ。
はあちゅうさん。
ネット(ソーシャル)上での影響力が強い分、かなり賛否両論分かれる方だ。
私も特別彼女のことを好きというわけではないし、そもそもあまり知らないんだけど、以前から彼女の行動力とか根性とかには惹かれる部分があって、この本も買った気がする。
読んでみると、まあ泥臭い。
特に前半部分は、簡単に言うと「今までめっちゃ批判されてきたけど、こんなんで腐ってたまるか!見てろよ!」的な内容で、正直そんなに気持ちいいものではない。
だけど、読み進めていくとどんどん考えが純化されていってる気がする。
たくさんの批判を浴びて、
自信を失くして今もコンプレックスにまみれている。
けれど、だからこそ、そんな自分に打ち克とうと、
死ぬほどの努力を重ねて自分を変えようとしている。
そんな泥臭い姿が、本当にカッコ良かった。
わたしが、4年半前に出会い、好んでやまない本がある。
とある大切な友達に教えてもらった本。
大好きすぎて、もう10回以上は読んだ本。
もしかしたら、20回に達してるかも。
この本の著者のLilyさんも、本当に泥まみれになりながら夢を追っかけ続けて叶えた人。
2人とも、欲深くてほんとカッコいい。
もとから優秀な訳でも、生まれつきの美貌に胡座をかいて生きている訳じゃない。
外見も、内面も、死ぬほどの努力で磨いて来た人。
大嫌いな自分、ちっぽけな自分に、向き合い続け勝負を挑んでいる人。
どれだけ転ぼうとも、夢を追いかけてるし、終着点を作らない人。
心底カッコいいよ。
こーゆー本、読み終えてみるとほんと思うね。
今の自分ダッサい!!!!!!!!って。
嫌いだー。。。
向き合ってはいるけど、乗り越えられてない。
コンプレックスは死ぬほどあるけど、
それを「コンプレックス」と叫ぶに値しないくらい何もしていない。
ああ、ダサい。
変わりたい。
もがいたって、手に入らないものはきっとたくさんあるよ。
心にぽっかり穴が開くかもしれない。
たとえ夢を叶えられたって、そこから見える景色が美しいとは限らないよ。
「あれ?私が欲しかったのってこんなものだっけ?」と思うかもしれない。
でも、その道程で努力した自分だけは絶対裏切らないと思うんだ。
「こんなことなら頑張らなきゃよかった」って、これまでの人生で思ったことなんて一度も無い。
「くっそー!ダメだったか。悔しい。でも、自分よくやったよ」って称えられるし、その山を登る前より少しだけ自分のことを好きになれるはず。
だからね、ダサいのいやだからがんばろ!って自分を鼓舞。
こんなことを、嘆く夜もあってもいい。
やっぱり、文章を綴ることで、自分の芯が少しずつ作られていく気がする。