【LIVEレポ】ohashi Trio TOUR 2015〜PARODY〜(2015/5/29 大阪 オリックス劇場)
ずっと楽しみにしてた大橋トリオさんのLIVEに行ってきた。
※公式HPから拝借
トリオさんのLIVEに行くのはこれで2回目。約1年ぶり。
前回は2階席だったけど今回は運良く1階の10列目と、なかなか席にも恵まれた。
それでは、セットリストツアーに添って軽くレポを。
1、Cherry Pie
初っ端は今回のアルバムの中で一番アップテンポかつクールなこの曲からスタート。
ちょいワルって感じが堪らなくて、家でアルバム掛けるときもよくリピートしちゃう曲のひとつ。
EGO WRAPPIN’のサポートでもおなじみの武嶋さんの演奏が素晴らしかったー。
2、PARODY
アルバム1曲目かつタイトルにもなっている曲。
今回のアルバムを掛けてこの曲が流れた瞬間、いい意味でこれまでっぽくなくて、「トリオさんがいろんな曲に挑戦してるアルバムなんだろうなあ」と予感させてくれたよなあ。
3、サーカス小屋
「綱渡りと君のダンス」の歌詞部分の歌い方がかっこよすぎた。(マニアック)
そして普段はギターかピアノを演奏してるトリオさんが、この曲のときはシンバル?みたいなの鳴らしてて、それもレアでよかった。
4、game over
お洒落なんだけど、お洒落すぎるゆえに、実はあまり好きじゃない曲。
だから普段アルバム聞いてるときはスキップしがちかも。
実は過去「マチルダ」もその部類だったのに、ライブで聴いたら格好良すぎて大好きな曲になったんだけど、そこまでではなさそうだなあ。
5、eito
この曲もなんだか大人っぽすぎて耳に馴染まなくて、アルバムを買った当初はあまり聞かない曲だったんだけど、聞けば聞くほど深みに連れ込まれてしまった。ライブでも最高でした。聞いてたらなぜか水を連想してしまう。
6、灰色の世界
ピアノのイントロからやばかった。
この曲から、会場の涙ぐむ人の数が一気に増えた。
「くるみ」や「君のいない冬」にも通ずるけど、どうしてこんなに切なくて美しいメロディーラインを紡げるんだろう。
7、くるみ
これもヘビロテ曲のひとつ。
ため息しかしないほど染み入った。
「灰色の世界」が終わったあとにいったんトリオさんのMCが入って、「今回のアルバムはお別れの曲が多くなってしまいました。今まさにお別れしたばかりだ、という方も多いのかもしれません。大丈夫です。今はつらくても、長い目で見れば大丈夫です。だから、悲しい曲も今日は全部演奏しますよ」と言ってからのくるみ。
情景が目に浮かんでくる歌詞も素敵。
8、君のいない冬
止まらないトリオさんの切ない曲攻撃で次はこちら。
今回のアルバム「PARODY」が発売されたのは1月末。
ゆえに、この歌たちと冬を越したんだけど、冬をテーマにした曲が多いのもあって、ほんとに2月ごろの身にはとても染みた。
昔は大嫌いだったのに、毎年少しずついいところを見つけて大好きになった冬の夜のおともに最高だったんよね。
9、アネモネが鳴いた
過去アルバム「R」から。
この歌はねー、とーってもしんどかった時期の最中、少し気を抜いて休める朝によく聞いていたから、当時の感情を思い出したりしてジーンときた。
サビのこの歌詞が大好きすぎて。
ありがとうさようなら今日と言う日よ
全てが愛しくてたまらない
この花も風も木も水も
生きているから感じ合えるのさ
通り過ぎる風がそう呟いた
生きててよかったなあ、って思わせてくれる曲。
10、美しいもの
これまた過去アルバム「R」から。
「PARODY」のアルバムの曲とのバランスを見ながら選曲していった結果、偶然「R」の曲が多くなっちゃったみたい。
この曲は、とにかく落ち着く。
アップテンポな曲、クールな曲、切ない曲と特徴的で感情をバシバシゆさぶってくる3時間の中の止まり木的な曲に感じられた。
11、ゼロ
過去アルバム「L」から。
トリオさんの曲の中で、「個人的に思い入れのある曲ベスト3」に入る曲だから、生で聞けて本当に嬉しかった。
その嬉しさが溢れ出したのと、ああいい歌だなあって再実感したのとで、気付いたら涙が出ていた。
何回聞いたかなんて数えられない。特別な想いが詰まった曲。
12、Fairy
わたしがもってない過去アルバム「NEWOLD」収録曲。
ただ、youtubeで聞いたことはあって好きな曲だったので、はじめてじっくり聞けてよかった。
「トリオさんの歌声ってなんであんなに素敵なんだ!」ってくらい歌声を堪能させてくれた。
普段の声は超低くてダンディーで、歌声は優しくて。
歌手になるべくして生まれてきた人よ。
13、モンスター
これも過去アルバム「R」に収録されてた、秦基博さんとのデュエット曲。
さすがにご本人登場とはいかなかったけど。最終公演とかにサプライズで来たりしないのかなー?
5月の爽やかな青空に似合う曲。
14、めくるめく僕らの出会い
「PARODY」の中で好きな曲上位かつ、これまたファンの菊池亜希子さん主演の映画主題歌にもなっている曲。
ラブリーで、歌詞が映画にピッタリで、聞いてるだけでハッピーになれる曲。
「めくるめく」って言葉の美しさが際立ってるよね。
15、FLY
「PARODY」の最後に収録されてる曲。
これも「アネモネが鳴いた」と同じように、生で聞くと歌詞が染み込んで心の中に入ってきて、生きてることを肯定させてくれるような曲。
サビのメロディーライン(コーラスライン)がとても美しい。
16、サリー
アンコール前ラストの曲は、おそらく「PARODY」の中で一番聞いたこの曲だった。
これもおそらく失恋の曲なんだけど、ポップなメロディーと前向きな歌詞がパッと未来に明かりを点してくれるかのよう。
最後の最後、「出会えた事全てに サヨナラ何て言わないでいよう」って歌詞が大好き。
ーーアンコール
17、僕らのこの声が君に届くかい
過去アルバム「plugged」の曲らしいんだけど、このアルバムを持ってないこともあり、恥ずかしながら初耳の曲だった。。アルバム全部揃えようと反省。途中、各パートの長めのソロが入ってめちゃめちゃ盛り上がって、事実上の締め括りの曲でした。
18、わすれない
アンコール1曲目で盛大に盛り上がった後は、トリオさんのピアノソロでトリを飾る。
切なさの塊みたいな曲。
会場に響くのは、トリオさんの歌声と奏でるピアノの音色だけ。贅沢な時間だった。
全18曲、3時間があっという間。
トリオさんの演奏や歌声はもちろん、石井さん、武嶋さん、神谷さんなど豪華アシストメンバーの方の演奏が素晴らしすぎて、みなさん本当に楽しそうに演奏されてて、「これこそ音楽!」って思った。
トリオさんの歌にたくさん、たくさん、救われた。
言葉にならない気持ちを拾ってもらったことも、この涙にきっと意味が有るんだと教えてもらったこともあった。
いつも、隣に彼の音楽が寄り添ってくれた。それは今も、そしてきっと未来も。
大橋トリオという歌手に出会えて、本当によかったです。