麻央さんのニュースを見て〜他人事には思えない乳がん〜

小林麻央さんが乳がんである、というニュースを知って、驚いたし、ショックだったし、家に帰ってきて改めて報道を見ていると涙が止まらなかった。

美しくて明るくて女性らしくて、性格の良さが滲み出てるような方。

特にファンというわけではないけれど、好感を抱かずにはいられないような方だった。

そんな麻央さんが、実は乳がんだったというのだ。

 

驚き・ショックと同時に湧き起こってきたのは、決して他人事に思えない気持ち。

というのも、私は昨年健康診断で乳がん検診を受けた際、再検査となり、がんであるかどうかを調べるため病院にも通ったからだ。

そのときの体験は、怖くて苦しくて特別な感情を抱くもので、溢れてくる思いを記事にした。

 

mott-izm.hatenablog.com

 

結局、このときはがん細胞は見つからず嚢胞だと判断され経過観察となり、2月の定期再診の際にも「異常は無いので一旦これで終了で。」となっている。

それで安心していたが、今週会社の定期健康診断に行った際の乳がん検診でもドキドキは止まらなかった。怖かった。

エコーで先生が同じ箇所を入念に見ているたびに、すごく怖くて、とてもじゃないけれどエコー画面が見られなかった。

その後の触診の際には「特にエコーの結果も異常を書いてないし大丈夫」と言い渡されたが、エコーを担当してくださったのが無口で無愛想な先生だったこともあって、結果が返ってくるまではなんとなく不安だ。

※去年はこの初診の時点で「異常があるから大きな病院で診てもらいなさい。紹介状を書いておきます」と言われたので何も無いと信じたいが、診察してくださった先生も違うので怖い

 

というような背景もあり、正直今の自分にとって一番身近で他人事ではない命に関わるような病気が乳がんなのだ。

 

がんではないと言われた私でさえ、初診のときからその言葉を聞くまでは頭がボーッとしてあんまり考えられなくて、「死にたくない」とだけただ思っていた。心が休まらなかった。だから、がんと診断された方やそのご家族の気持ちを察すると、とてもとても胸が痛む。

 

普段、憂鬱になったり、嫌なことがあってもう生きるのがしんどいな、と思うことだってある。

けれど、こうした病気を前にすると、自分がどれだけ生きたがってるのか、当たり前だと思っていた味気ない日常がどれだけ幸せなのか、まだやりたいことも伝えたいこともたくさんあるんだってことを思い知らされる。普段の自分が、どれだけ自由であるのかも。

だからこそ、もっともっと素直に、生きていきたいな。そう、改めて思えた。

 

早く回復されて、日常を取り戻されますように。

その姿が、今も病気と闘う多くの人を勇気づけると思うので。願っています。