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【About you】♯102 平野太一

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Basic data

名前:平野太一(ひらのたいち)

Blog:http://yriica.com/

 

 

■Questions

―今のお仕事について教えてください。

Wantedly というビジネスSNSをつくっている会社で働いています。

その中で僕は、主にブランディングとコンテンツ制作の領域の業務を担当しています。Wantedlyというブランドの見せ方を考えたり、Wantedlyを利用して採用を実施された企業に取材に行ったり、Wantedlyを利用している企業向けに「こうしたら活用できますよ!」って伝えられるような資料を作ったり、コンテンツという名の元、あらゆる仕事をおこなっています。チームも2名しかいないので、日々大忙しです。

 

―お客様事例取材もよくおこなわれているような印象がありますが、どれくらいのペースで実施されるんですか?

波がありますが、多いときには週3本程度ですね。

【平野さんの取材事例と執筆記事の一部】

・社員数25名の会社が300名もの応募を集めた?株式会社リヴァ採用担当者の松浦さんに、募集の作成から活用秘話まで伺いました!

https://hr.wantedly.com/wantedly/liva_01/

 ・Wantedly Adminで社長経験者を採用!フォートラベル株式会社が行った「いきなり社長面談」スタイルの効果とは。

https://hr.wantedly.com/wantedly/4travel/

 ・世界を舞台に、ソニーが本気で取組む新規事業。市場を切り開き、ビジネススキーム構築を担うビジネスクリエーターをウォンテッド

https://www.wantedly.com/projects/26800

 

取材、文字起こし、撮影、編集・アップ作業まですべて自分でやってます。

 

―インタビューしながら撮影もされるのって、とても難しいと思うのですが、気を付けていることなんかはあるんですか?

まず、基本的には「聞く」ことを大切にしているので、相手が僕に向けて話してくださっている際に、聞きながら写真を撮るようなことはしません。

ただ一応カメラは常に手に持っていて、笑顔の瞬間や社内の方同士でお話しされているとき、あとは考えごとをされているときを抑えたりと、シャッターチャンスは逃さないようにしています。

 

 ―Wantedlyが他の求人サイトと違う点はどんなところですか?

「人の顔が見えるところ」が他の媒体と大きく違いますね。ちょうどこの前もお客さまと「Wantedlyってどこがいいんですかね?」と話してたときに、「『募集要項の先に働いてる人の姿が見える』ところがいいよね」って話が出てきたんです。

もちろん、他の媒体でも先輩の声やインタビューは載ってるんですが、Wantedlyの場合はその社員さんのソーシャルアカウントまで見える ので、「あっ、本当にこの方はいらっしゃるんだ、お仕事されてるんだな」というのをよりリアルに実感できるのは大きいですね。そこまで見えると「この会社や社員さんは自分に合いそうかどうか」というところもより肌感覚でわかるような気がしているんです。

  

―もともとWantedlyには、いつからどんなきっかけで入られたんですか?

働き始めたのは2013年の10月~です。もともと日本仕事百貨 にとても憧れていて、そのインターンに合格したことをきっかけに、単位を取り終わった大学4年の半ばから東京にやってきました。インターンは無給だったので、「仕事百貨と近い業態で、働ける企業はないだろうか」と探していたときにWantedlyを見つけ、まずオフィスに遊びに行かせていただいた後に社員さんとランチを食べたその帰り道に、採用していただくことが決まりました。

それからもう2年。僕はひとつのことを続けられないタイプなので、ここまで働けてることにびっくりしてます(笑)きっと、手掛ける仕事が幅広いから、飽きずに続けられてるんだと思います。

 

―日本仕事百貨やWantedlyはどちらもひと味違った採用サイトを運営されている企業ですが、こういった企業に興味を持ったのはどうしてなんですか?

大学3回生の時点で、社会のこと、業界のこと、ほぼ何も知らなかったので、このまま就活するのは怖いな、と思ったことがきっかけですね。

僕も大学3.4年の時期は就活をしてたのですが、「外の世界を何も知らないのにIT業界に絞って大丈夫なのか」と迷ったり、絞り出した志望動機を話したりしているうちに、「うーん、このまま世間の流れに乗って就活するのが本当にいいのかな」と悩むようになりました。そんな僕でも日本仕事百貨のように、丁寧にいろんなお仕事の情報を取材して発信している媒体だったら、自分に合う企業を見つけられるんじゃないか、と思ったのがきっかけで、そういったプラットフォームを作ってる企業自身に興味が湧きました。

 

―最近は写真を撮ること単体もお仕事でよくやってらっしゃいますよね。あれはどんなきっかけからなんですか?

趣味で撮ってFacebookやブログで発信していたら、いつのまにか声を掛けてもらうようになりました。最近ではWantedlyの社長である仲さんのプロフィール写真を撮らせていただいたり、careerhackに掲載された株式会社メタップス様の記事でも撮影を担当させていただきました。

 

▼43億円調達のメタップスが広報に選んだ女性 - 鈴木聡子氏に聞いたスタートアップで生きる極意

http://careerhack.en-japan.com/report/detail/541

 

僕は普段の業務でコーディングやデザインをする機会もあるんですが、エンジニアリングやデザインは周りにトップレベルの人がいるのでその領域で勝つことは無理だと思ってるんです。「じゃあどこで勝つんだ?」と考えたとき、自分が好きで続けてこられてかつ周りにそんなにやってる人がいないことが、文章やカメラだったんです。「そのために今までブログをやってきた、写真をアップしてきた」というわけではないんですが、気がつけば繋がっていましたし、「発信してきて、続けてきて、よかったな」と思うことがたくさんあります。

  

―ブログやカメラはいつから始めたんですか?

ブログは大学3回生のときですね。

ちょうどゼミが始まった時期だったんですけど、周りのメンバーが優秀すぎて、「自分がここにいる意味って何なんだろう…?」って考えてしまったんです。そのときに、「何か自分で『やったぞ』って言えることをつくっていこう」と思って、毎日書き続けることを目標に始めました。時事に対して自分が思うこと、使ってみて気に入ったサービスの紹介などを主に書いています。

平野さんのブログ「Eureka」⇒ http://yriica.com/

 

根っこにあるのは、「自分の好きなものをもっと広めたい(知ってほしい)!」「これを使うともっと便利なのに!」ということを発信したいという気持ちですね。

前までは「自分が書きたいものを書く」っていうスタンスだったんですが、今は「自分が読みたいものを書く」という意識に変わりました。なので、書くときには必ず、読んでくれる人の目線を意識して書いてますね。

カメラは大学4年のときに始めました。はじめはRICOHのGRというデジカメを買って、パシャパシャ撮ってはFacebookに毎日アップしてました。今年の4月にCanonの一眼レフを買ってからは、ブログにもマメに写真を上げるようになりました。

せっかく撮ったんだから誰かに見てもらわないと意味はないですし、発信することに意味があるって思ってます。

 

―それらを見ていると風景写真が多いんですが、人物写真より風景写真の方がお好きなんですか?

そうですね。人物撮影だと、いろいろ考えちゃうじゃないですか。「暗めに映してしまったら暗いイメージになっちゃうから光を気をつけないと」「でも顔がオレンジがかってもよくないなあ」とか。撮った写真を相手に見せたときに、がっかりされるのが嫌なので、そういう心配がない風景ばっかり撮ってました(笑)

今後は人物撮影の機会も増えそうなので、がんばらないといけないですね。

 

―風景写真は、日常のワンシーンを切り取ったものが多いですよね。

そうですね。どこか旅行に行くから撮ろう!みたいに構えちゃうのがいやなので、普段からカメラをぶら下げておいて、何かピンとくるものがあったらシャッターを切るようにしています。

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写真を撮り始めてから、街を見る目が変わりましたね。「この構図、すごく良いじゃん」なんて思ったりしますし。 

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―これまでの人生を振り返って、大きなターニングポイントってありましたか?

やっぱり、地元の静岡から関西の大学に出てきたことですね。

「自分はずっと静岡にいるんだ!」って思ってたのに結果的に外に出ることになって、いろんな人に出会えたし、まったく違う文化圏に行ってもどうにか生きていけるんだってことを学びました(笑)

それにインターネットにハマったのも、大学生になってMacbook Airを買ったのがきっかけだったので。そこからTwitterFacebookを始めて、ぐんと世界も広がりました。

 

 ―平野さんというとものすごくITや新しいサービスに詳しいイメージがあるんですが、情報はどこから仕入れてるんですか?

主に、TwitterFacebookFeedlyですね。気になったものがあれば、とにかくWunderlist というTODOアプリに保存しておいて、気になる記事だったら忘れないようにEvernoteに保存して、自分で実際に使ってみて良かったものはブログに書いています。

東京に来て、いろんな方との出会いがありましたが、ニッチなサービスを知ってることにおいては誰にも負けない気がしています(笑)

この前大好きなWunderlistについて記事を書いたら、中の人にその愛が伝わり、ベルリンの本社からプレゼントが届いた!なんてこともありました。

▼Wunderlistの愛を書き続けていたら中の人に伝わり、Tシャツとステッカーとお手紙をいただいた!

http://yriica.com/eureka/wunderlist-present

 

 ―「ITやアプリ以外に好きなものは?」と聞かれると何が浮かびますか?

ゴールデンアワーですね。多摩川とかであれを見ると泣きそうになります笑

 

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あと、一番好きなのは辻村深月さんの小説です。

高校生のときに始めて読んでからハマり、全作品を持っています。

人物描写がすごく素敵で、とても共感できるんですよね。

そうそう、最近こんな記事も書きました。

▼僕にとって、「辻村深月の本」はビジネス本です。

http://yriica.com/eureka/business-books

 

―最後に、今後こんなことやっていきたいなあっていう構想があれば教えていただけますか?

うーん、、、なかなか浮かびませんね。。将来のことを考えない、行き当たりばったりな性格なので(笑)

自分が持ってるスキルが何なのか、それを言語化できない今の状況では、5年後の自分の姿なんてまったく想像が付かないですね。でも、好きじゃないものを人に勧めることはできない性格なので、自分がいいと思うモノやサービスの近くにいるような気がします。自分の思ってることとか信じてることに対しては嘘を付きたくないので、素直に生きていきたいですね。

 

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■My note

平野さんとは、共通の友達が結構いたりすることもあってか、Twitterでは前々からフォローさせてもらっていたし、Twitterでのやりとりが高じて「Weekend Bee」という会も友達を巻き込んで一緒に開催した。ただ、こうしてお話を聞いたのは、はじめてだった。

とにかくブログや写真を丁寧に更新し続けているという印象があったのだが、お話を伺っていると、それは義務でも挑戦でもなく、もはや彼の生活の一部になっているように感じられた。空気を吸って吐くように、喉が渇くと水を飲むように、伝えたいことがあれば記事を書き、感性に訴えるものがあればシャッターを切る。そうした日々の記録をとても自然に、大事にしている人なんだ、と。

これからもたくさん、愛情の込もった〝作品〟を発信して、世界を少しずつ、良い方向に動かしていってくれるだろう。