【1mm happiness】♯001 彼女にノせられて

お勤めしている会社には、昨年暮れからフレックスタイム制が導入された。

定められたコアタイム以外は、各人の働き方に合わせて早く出社してもゆっくり出社しても早めに退社してもOKというものだ。

とはいえ、業務の兼ね合いなどあってそう大きく働く時間帯が変わったわけではないが、それでも早めに来て今までより1時間くらい早く切り上げられたり、18時から用事がある日に早めに失礼させていただくことが出来るという点では重宝していた。

 

そんなわたしが、今日初めてフレックス制のひとつの選択肢である「10時出社」を使った。

基本朝型で夜になると集中力が切れる私は、8時出社が基本なので「ゆっくり出社する」ことをしたことがなかった。

でも今日初めてそれを使った。理由は、「朝なら会える友達がいたから」だ。

 

彼女は東京に住んでるわけではないし、年に数回しか会えない間柄ではない。

むしろ、なんだかんだ月1か2ヶ月に1回くらいは会っている気がする。

けれど、今は仕事の都合上、わたしと休みが合わない。

ただ、今日はお仕事が休みで、しかも住んでいる京都から大阪に来る予定があったから、ぜひ空いている朝に会おう!といってくれたのだ。

ということで、朝会うことになった。

 

7時から会う予定だったが、お互い寝坊をしてしまい、そろったのは8時。

少し前に私が着いた。久しぶりのスタバ。

相変わらず珈琲は美味しく、店員さんの接客が素敵である。

彼女が到着してから、わたしが仕事に向かうまで、1時間半、おしゃべりをした。

 

彼女は、私が知る中でもっとも人を褒める人であり、人が好きな人だ。

彼女に会うと、必ず友達や最近会った人の話が出てくる。

しかも、超絶な褒め言葉とわくわくしてたまらない!といった笑顔・様子と同時に。

 

「うわさ話が趣味」のようなど田舎で育った私は、他人の話をする人はたくさん知っているが、たいがいが毒付きであった。

だが、彼女の口から出る言葉は違う。

いつだって、相手を認め、賞賛する言葉。

目の前の話し相手に対しても、この人の良さよ伝われ!といった思いがじんじん伝わってくる。

そんな彼女がときどき、会う人に私の話をしてくれてるというのだから、「いったいどんな感じで語られているのだろう?」と思うと少し恥ずかしいけれど嬉しくもある。

 

あと、彼女は相手の可能性を心から信じ、相手以上に相手の未来にわくわくできる人。

いつも彼女から、これからの生き方・働き方・考え方・ブログのヒントなどをもらい、背中を押されている。

 

そんな彼女と今日もおしゃべりしていたら、こんな話になった。

彼女「もっちって、スペイン行ったことあるっけ?」

わたし「あるよ。もう2年以上前だけど。」

彼女「そのときのことって、ブログに書いたりしてないの?」

わたし「書いてるよ!」

 

そう言ったとたん、彼女は私の過去ブログ( http://ameblo.jp/7summer8/ 

)からその記事( http://ameblo.jp/7summer8/entry-11436941302.html 

)を探し出し、読み始めた。

もく、もく、もく、と読み続ける。

しばらくして、

 

 

「もっち!これ、すごくいい!絶対この記事読み返した方がいい!」

「この記事にもっちが書いてあるワークしてみよ!24時間以内にあったうれしかったことを書き出す、だって!はい!」

 

それから3分ほど、わたしたちはそれぞれ24時間以内にあったうれしかったことを紙に書き出して見せ合った。

こんな流れは私たちが会うとよくあることだ(笑)

そして、そのあと彼女に言われた。

 

 

「もっち、わたしね、前に『ちょっといいこと』を1000個見つけて、その1個1個を記事にして書き溜めてった人がTEDで講演してるのを見たの。もっちも前、ブログのタイトルを『1mm happiness』にしてたし、そういった小さな幸せに目を向けてきたでしょ。こんなの、書いてほしいなあ」

 

 

ふむ、

ふむふむ、

ふむふむふむ、、、

 

 

それを聞いて、直感的に、いいな!と思った。

そして、始めることにした。

わたしの思考回路は、のせられやすく単純である。

 

 

とゆーわけで、毎日ひとつずつ更新!なんてことは目指さないけれど、週に2回でも3回でもいいから、こうした記事を書いていこうと思う。

日常の中で、これいいなって感じたことを掬い上げて少し照らしてやる作業。

 

とゆーか、テーマに限らず、今度こそブログを再開させたいのだ。

私は、書きたい。文字に飢えている。表現の場を、求めている。

 

 

9時半にありがとうを言って彼女とわかれ、会社に向かった。

いつも早いもんだから「珍しい!」と言われた。

「遠くに住んでる友達がこっちに来てて、朝しか会えなかったので」と言うと、「なんか、『これこそ理想のフレックスの使い方!』って感じやなあ」と言われた。

少し誇らしい気持ちになった。