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京都にできるイベントスペース「緑と星」 想いをカタチにする案内人のふたりへインタビュー

また会おう。

いつか、また一緒におもしろいことをしよう。

学生時代の仲間とそんな約束ができることは、それだけで幸福なことだと思う。

ましてや叶えられたら、どんなに素敵だろうか。

 

大学生のときに、MTGやイベントに何度かお邪魔させてもらった団体があった。

学生ヨル会議。「好きでつながるコミュニティメディア」であり、毎月「本」「食」など誰かが持ち寄った「好き」をテーマにしたイベントを開催している団体だった。

MTGに参加したときの感想や、イベントレポートなども、当時ブログに綴らせてもらった。

 

学生ヨル会議の主要メンバーだった、山川さんとすずちゃん。

2人には、それぞれインタビューさせてもらった。もう4年以上前のことだ。

そんな彼らに、またインタビューできることになった。

なんでも、ふたりはまた何か新しい企みをしているというのだ。

あの頃と変わらずキラキラとした瞳で迎えてくれたふたりに、お話を伺った。

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ー久しぶりです!こうしてお仕事で再会できてうれしいです。また何かおもしろいことを企んでいるようで(笑)その話を聞きたいんですが、その前にふたりの今のお仕事について少し教えてください。

山川さん:僕は大学卒業後、京都で桝形学習教室という塾を開業しました。「国語、算数、理社、プログラミング」を掲げていて、まだまだ習い事としてハードルの高いプログラミングを、他の教科と同じくらい気軽に学んでもらえる機会を作ればという思いを持っています。

(※塾開業に至ったきっかけなどは、京都わかもん会議さんのインタビューに詳しく記載されています。)

すずちゃん:私は大学卒業後、東京の展示会・イベントの主催会社で働いていました。主には、子育てファミリーをターゲットにした「ママキッズフェスタ」というイベントの参加企業や来場してくれるファミリーを集めるお仕事でした。2016年11月に退職して京都に戻ってきて、今は株式会社ワンピースという、レディースのお洋服を楽天ショップなどの通販で販売している企業で働いています。

(※すずちゃんの退職から現在のお仕事までの物語はnoteに綴られています。)

すずちゃん:本社は加古川なのですが、私はリモート勤務で働いています。働くお母さんがメンバーにたくさんおり、1日5時間勤務、週3日勤務など、個人のスタイルで働けるよう、仕組みを整えている会社です。学生のキャリア支援事業も行おうとしていて、今後は大学でキャリアの授業をするプロジェクトに取り組んだり、新卒採用を担当したりします。

ーありがとうございます!では、自己紹介も終わったところで、ふたりの企みを聞かせてください(笑)

二人:はい!私たちは京都御所の南側、丸太町で物件を借りて、4月16日(日)にイベントスペース「緑と星」をオープンします!!

ーなんと!これまたどんな経緯から?

山川さん:それがですね、2月はじめのある日に、たまたまTwitterでフォローしていた方きっかけで、入居者募集中のすっごく素敵な物件を見つけてしまったんです。目の前が京都御所という最高の立地で、部屋の大きな窓からは御所の緑が見えるという最高のロケーションでした。それで、「これは、借りないとすぐに誰かに取られる」って思っちゃったんです(笑)

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ーそれで、借りちゃったんですか(笑)?

山川さん:はい(笑)次の日には物件の外観を見に行って大家さんにコンタクトを取り、その翌日には内覧させていただいて契約書を書きに行きました。

ーもともとイベントスペースをやりたいと思って物件を探していたわけではなく、物件を決めたのが先だったんですね(笑)

山川さん:そうです(笑)でも、すずちゃんが京都に帰ってきていたので、「一緒におもしろいことができそうだ!」とは思っていて、この物件を見つけたときも速攻連絡しました。

すずちゃん:連絡をもらって物件の写真を見て、「確かにこれは借りるしかない!」と即答でした(笑)でもその時点では何をするか決めていなかったので、内覧の帰りに丸太町駅マクドでビジネスモデルを考えました。 

―イベントスペースをすることは、すぐに決まったんですか?

すずちゃん:ヨル会議をやってたときから、ふたりともとにかくイベントが好きだったので、いろんな人といっしょにイベントする場所にしたら最高やん!と、すぐ決まりました(笑)

山川さん:すずちゃんはイベント運営を行う会社に勤めていたし、僕は社会人になってからも個人的にちょこちょこイベントの主催を続けていたので、すんなり決まりましたね。

すずちゃん:あとは、借りるスペースが本当に素敵すぎるので、この場所をひとり占め、ふたり占めするのはもったいないなあ、たくさんの人に来てもらいたいなあという思いもありました。実際、問い合わせもたくさん来ていたようなので。

山川さん:ビジネスモデルを決めた後は、オーナーさんに事業モデルをプレゼンしに行きました。

すずちゃん:そのオーナーさんが、すっごく素敵な方で。もともとこのビルには、呉服屋さんや弁護士事務所が入っていたのですが、前のオーナーさんだった呉服屋さんがご高齢になったために今のオーナーさんに託されたんです。内覧させていただいたときに、「あれ?もしかして屋上があるんですか?」って聞いたら案内してくれて。「今は喫煙所くらいにしか使われていないけれど、ゆくゆくは屋上緑化して人が集まれるようにしたいんだよね」って話してくださって「なんて素敵!」って(笑)

山川さん:管理会社さんって、借りている側と業務的な関わりしかない場合も多いのに、ここのオーナーさんは本当に場所への愛を持っている方なんです。だから、僕たちも誠意を伝えようと、スペースを借りる前に、どういったことをやるのかについてきちんと説明させてもらいました。

 ー今はオープンに向けて内装を決めたりしている段階ですか?

山川さん:はい。大学生でありながら工務店業をしている大木くんに手伝ってもらいつつ進めています。

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山川さん:本当にがらんとした何も無い部屋で、クーラーとかも自分で取り付けるし、床も自分たちで敷くんですよ。壁も塗りますが、それは壁塗りイベントとして周りにも告知して、「緑と星」に興味を持ってくれている人に参加してもらいたいなって思ってます。

すずちゃん:床も、ひょんなことから、ポートランドから取り寄せることになりました。

ポートランド!?

山川さんポートランドの空港に敷かれているカーペットが、すごく可愛いんです。写真映えするので、instagramにもたくさん載せられてたりするくらい。床に木材を敷こうかとかいろいろ考えたんですけど、何か特徴を作りたいなと思って、ポートランドからカーペットを取り寄せることにしました(笑)

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photo by Adam Dachis 

 ー内装のコンセプトはあるんですか?

すずちゃん:いろんな人が使ってくれる場所なので、なるべく色の無いフラットな場所にしたいと思っています。京都のコワーキングスペースやレンタルスペースって、めちゃくちゃオシャレなところや町屋が多いイメージで。両方とも色がハッキリしているので、私たちはあまり色は出さずに、「ここでならなんでもできそうだなあ」と思ってもらえるスペースにしたいんですよね。

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山川さん:僕らはイベントの回し方のノウハウを持っているし、イベントづくりのお手伝いをするのが好きなので、そういった面で力になれたらと思ってるんです。

ー「イベントをしたいんですけど、、、」って問い合わせると、ふたりがコンシェルジュ的に相談に乗ってくれる感じですか?

すずちゃん:そうです。イベントの会場探しって、結構大変なんです。条件を全部満たせるところがなかなか見つからなかったり、いいスペースは費用が高かったりして。

イベントをしようとしている人は、誰かを喜ばせたいとか何かを発信したいという思いで企画や準備をします。会場探しが上手くいかないと、その気持ちを邪魔してしまうなって思っていたんです。だから、私たちが相談に乗って、設備面で協力したり、アイデア出しを手伝ったりできればなと。スペースを借りたい人に、一番寄り添える場所にしたいんですよね。「緑の星」より他のスペースでやった方が要望を叶えられそうなら、そっちを紹介してあげたいな、と。

ー「緑と星」という名前はどのように考えたんですか?

山川さん:実はオーナーさんへのプレゼンのときにはまだ名前が決まってなかったんです。

すずちゃん:御所南という場所にあるのと、部屋から御所の緑が見えるのとで、「御所緑オフィス」という名前にしようかと言っていました。

山川さん:でもなんか硬いなあ、うーんって思っていたんです。あるとき、部屋からは緑が見えるし屋上からは星が見えるんだから、そこから取って「緑と星」っていいな!と思って決めました。実はもうロゴも作ってるんですよ。このロゴ、見覚えありませんか?

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ーん?ピンときませんね(笑)なんでしょう?

山川さん:実は、京都三条烏丸ビルのスターバックスで打ち合わせをしている時に、たまたま見つけた「スターバックス リザーブ®」のロゴを見てひらめいたんです。「上が屋上の星で、下がスペースから見える緑を表すことができる!」って思って。決めるまで、ほんの数秒でした(笑)

すずちゃん:私たちは、そこまでこだわりがないんですよ。直感でいいなと思ったものに決めて、あとからそれを愛していくことの方が重要なんです。

山川さん:そうそう。飽きたり、もっといいなと思うものが出てきたら、そのときまた変えたらいいんだよね。

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ー素敵です!だからこそ、何ごとも怒濤の速さで決められるんだと思います!「緑と星」では、どんな風にスペースを貸していくんですか?

すずちゃん:イベントはもちろんですが、定期的に教室や講座もやってもらえたらと思っています。たとえば、ヨガ教室の先生から「緑と星」でやってみたいとお話をもらっています。もともと私たちがよく通っていたBENCH&MUGというカフェの常連さんで、この話があったときにオーナーのカホリさんから紹介してもらいました。これから教室をはじめようと準備中なんですが、私たちが広報など協力しますよ、とお伝えすると「挑戦してみたい!」と。小学校も近くにあるので、親子で楽しめるヨガ教室にしていく予定です。週に何回かの教室のために物件を借りるのはなかなか大変だと思うので、そういう方に使ってもらえればと思っています。

山川さん:平日はヨガとか塾とか、タイプはなんでもいいんですけど固定で借りる方で埋まるかなと思います。土日はイベントに使ってもらいたいですね。20〜25人は収容できるので。

すずちゃん:展示にも使ってほしいですね。ギャラリーのみの場所に比べて毎日いろんな人が出入りする空間なので、雰囲気にそこまでこだわりがなければ、写真や絵を展示してもらえれば自然と多くの人に見てもらえると思います。

ーその他、「緑と星」に関して構想していることはありますか?

山川さん:ヨル会議のときもやっていたのですが、主催者の方が望めば、イベントをリアルタイムで中継したいですね。リアルに話せるイベントの空間と同じくらい、広く発信することも大切だと思っているので。リアルにいる参加者も同時中継されることで場所が拡大しているイメージを持てて、新しい面白さを感じてくれると思うんですよ。

すずちゃん:知り合い同士や専門家同士で話していることを違う立場の人が見ることによって、新しいアイデアが生まれたり課題が解決されることがあると思うんです。そのためには現場が中継されていることが大事で。もちろん、用事が入ったり遠方に住んでいたりして、イベントに行けない人にも喜ばれるでしょうし。たとえ内容がオープンにされていても、やっぱり会って顔を見て話すことや、ワークショップに参加することの価値は変わらないので、イベントは参加費をもらう形で企画してもらえると思っています。むしろオープンに配信していくことで、「緑と星」に興味を持って足を運んでくれる人が増えると思います。

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山川さん:あとは、チャリを置こうとしてます。緑号と星号の2台(笑)

すずちゃん:目の前が御所、少し東に行けば鴨川という最高の場所なので、ぜひ県外からもたくさんの人に来てもらいたいなと思っています。「緑と星」にイベントをしに来たり、参加したりした後に京都を回ってほしいなと。私は京都出身なので、東京に住んでいたときは、「京都旅行のときはどこを観光したらいい?」「何が有名?」「お土産は何がおすすめ?」とよく聞かれてたんです。でも、本当は一緒に京都を回って案内したかった。

山川さん:京都って、移動が楽しいんだよね。

すずちゃん:そう、歩いたり自転車に乗ったりして移動しているときに、町並みを見たり、ふと通りにお寺が表れたりするのが楽しい。こういうのって、体験してもらうしかないなと思っていて。それに、イベントをするときって急な買い出しとかが発生することも多いから、チャリの需要があるんですよね。 

ー今回は「緑と星」のスペース運営のためにクラウドファンディングもしてるんですね。

すずちゃん:そうなんです。クラウドファンディングというしくみは知っていましたが、これまでは「自分がやりたいことに対して寄付してもらうもの」というイメージを持っていました。この前、CAMPFIREで「新しいカタチの本屋・ちいさな絵本屋を全国で出店したい!」というプロジェクトをたまたま見かけたときに、募集をしている秋葉さんが「平日の仕事で得たお金を投入すれば簡単に解決します。でも、ちいさな絵本屋のことを『面白い』と思ってくれた人たちを巻き込んで一緒に盛り上げていけたらもっと楽しいし、クラウドファンディングで全国の人にアプローチして、各地のイベントに呼んでもらえたら、まさに願ったり叶ったり。これを使わない手はありません。」と発信されていました。

※引用元:

すずちゃん:その言葉を聞いて、「緑と星」が目指していることにもぴったりあてはまるしくみだと気付いて、今回使ってみることにしました。クラウドファンディングで支援された方は、きっと「緑と星」の使い方を真剣に考えてくれるだろうし、スペースに来てくれると思うんです。もちろん、スペースに対する要望も大歓迎です。

山川さん:「いいソファ置いてほしい」とか、「照明これがいいんじゃないの?」とか、どんどん提案してほしいですね。

ー山川さんとすずちゃんはそれぞれ本業をしながら「緑と星」を運営していくんですよね?

山川さん:そうです。すでに人手不足なので手伝ってくれる方募集中です!(笑)

すずちゃん:思いに共感してくれる大学生などに声を掛けていっています。

山川さん:ちなみに、5月には法人化しようと思っています。会社名は「たのしくよろしく」です!

ー「たのしくよろしく」!一度聞いたら忘れられないです(笑) 

山川さん:一緒にやっていく人に「たのしくよろしく」って言いたいんですよね。「会社名にしたら、毎回言えるやん!」って思いまして(笑)

すずちゃん:学生時代にイベントをしていたときは、「たのしく」だけだったんです。ヨル会議にテーマを持ち寄ってイベントを主催してくれた人に、対価が払えるわけでもなかったので。でも、やっとそれができるようになるので、「よろしく」を付けました(笑)

山川さん:でも、「たのしく」が大前提ですよ!最近ビジネスライクだけなのは嫌です(笑)嬉しくなって、名刺も作りました。「Well begun is half done. はじめたらなんとかなるよ」ほぼ日手帳から拝借させてもらった、このキャッチコピーが全てです。

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ー「たのしくよろしく」って、なんだかふたりにピッタリですね!(笑)そんなおふたりは、緑と星がどんなスペースになったらいいなと思っていますか?

すずちゃん「やりたいことがある人に向けて、場所のメリットを発信しているだけ」では、イベントスペースはうまく回らないと思っています。やりたいことがあって、まして、やりたいことのために場所を探す人って、すっごく限られた数の人たちだけだと思うんです。

ーたしかに、やりたいことなんてないって人もたくさんいますよね。

すずちゃん:大学時代、日替わり店長の店 魔法にかかったロバを運営していたときに、来店してくれたお客さんと話す機会がたくさんありました。おしゃべりしていると、お客さんの口から、やりたいことや興味があることがぽろっとこぼれる瞬間があるんです。当時はこぼれた瞬間に「それ、来月まほロバでやりましょう!」って誘っていたんですが(笑)、そういった経験から、どんな人もこんなことやってみたいな、こんなのがあったらいいなというアイデア潜在的に持っているんだって思っています。だから私たちは、やりたいことを一緒に見つけるところからお手伝いしていきたいです。

山川さん:会いに来てさえくれれば、「たのしくよろしく」しますから(笑)

すずちゃん:本当にそう!(笑) 私たちの友人にタナカユウヤさんTwitterアカウントはこちら)という方がいるんですが、彼は「全人類田中計画」という構想を持っているそうで。「田中さん」は名字ランキング4位ですが、「もしみんなが田中さんと結婚したり、田中姓に改名したら全人類田中になりえるじゃないか!」という構想らしいです。それを聞いていて、思ったんです。あれ?「緑と星」のターゲットも全人類じゃない?って(笑)

山川さん:ちょっと大げさなこと言い過ぎてない?(笑)

すずちゃん:私たちのターゲットは、「緑と星」でイベントをしたい人、イベントスペースを探している人、やりたいことがある人、やりたいことがすぐには浮かばないけれど言葉にできていないだけで心の中に持っている人の4つでしょう。4番目は人類みんなにあてはまるから、ほら、やっぱりターゲットは全人類だよ!(笑)

山川さん:確かにそうかもしれない(笑)

ー(笑)山川さんも認められましたね。ターゲットは全人類って、最高です!

すずちゃん:あと、「緑と星」は、部屋から見える御所の緑と屋上から見える星から取った名前ですが、実はもうひとつ由来があるんです。「”星”の数ほどあるアイデアを形にして、”緑”が見えるこの場所で一緒に夢を叶えましょう」っていうのが(笑)。

山川さん:夢を叶えるっていうと大層なことに聞こるけど、そうじゃなくて、「『緑と星』に来れば、夢とかやりたいことをライトに、簡単に、叶えられるんだ」って思ってもらえるような場所になればいいなと思っています。

 

すずちゃん:今年の私たちのテーマは、「回収」なんです。

山川さん:今までやってきたことを全部回収してるんですよ。学生時代にいろいろやっていたのに、就職でそれが途切れてしまうことって多いじゃないですか。それはある程度は仕方のないことだけど、もったいないなと思ってたんです。どこかで絶対に、頑張った自分の過去を回収しないとって。そのタイミングが、今みたいです。

二人:回収しにいきますので、”たのしくよろしく”お願いします(笑)

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 ■My note

ふたりの話を聞いていると、とてもわくわくした気持ちになってくる。

それはなぜだろうと思うけど、答えはすぐにわかった。

嘘がないから。

まっすぐだから。

それはもちろんだ。

でも何より、しなやかなんだ、ふたりは。

心からたくさん想いはこぼれるけれど、

その想いを押し付けたり、押し通したりすることはない。

広い川へ放流して、別の想いと結びつく様を微笑みながら観察するかのように、

柔軟でしなかやかなのだ。

そんなふたりが始める「緑と星」という新しい場所。

「イベントをしたい!」というときはもちろんだが、

イデアが浮かびそうで浮かばないとき、

もっと漠然となんだかモヤモヤしているとき、

とりあえずふたりに話を聞いてみてもらうのは、すごくいいんじゃないかな。

おそらく、話し始めてすぐに、なんだか温かくてわくわくする気持ちになってしまうから。

これから、「緑と星」で生まれる無数の物語が楽しみでしかたない。

【About you】♯105 RIA

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■  Basic data

名前:RIA(29歳女性)

運営サイト:Girls Real Hack|女子に役立つリアル情報ブログ

 

■ Interview

―今日はインタビューの機会をいただきありがとうございます。よろしくお願いします。まず、改めて運営されているブログのことについて教えてください。

よろしくお願いします。運営している「Girls Real Hack」は、「女子に役立つリアル情報ブログ」というコンセプトを持って2014年8月から始めました。毎月1~3記事ずつくらい更新しています。

 

―もう始められて2年になるんですね。RIAさんは別に本業をお持ちだと思うのですが、どんなきっかけからこのブログを始められたのですか?

ちょうどこのブログを始めた当時、私は事務の仕事をしていたんですが、不満が色々溜まっていたんです。事務って、制限時間内に正確な処理を求められる仕事なので、なかなか自分を表現できる機会もなくて、つまらなかったんです。その分アフター5を楽しめたらよかったのですが、残業も多くて、「人生しょーもない」って思ってました(笑)もちろん、事務職を否定してるわけではなくて私に合わなかっただけなんですけどね。

そんな荒れていた時に手に取った本に、「子どものときに好きだったものに目を向けてみよう」とアドバイスが書いてあったんです。そのアドバイスに従って考えてみると、昔から書くことが好きだったなあって思い出して、いきなり仕事にするのは難しいから、まずはプライベートで表現してみようとブログを始めました。そのとき手に取った「ブログ飯」という本に、「ブログのテーマを考えるべき」と書かれていたんです。確かに雑記にしちゃうのももったいないから何かテーマを持ちたいなと思って、「女子に役立つ情報・女子向けのライフハック記事」を発信していこうと決めました。そのときは今ほどMERYのような女子向けのメディアも流行っていなかったので、自分が発信する価値があると思ったことも理由です。

 

―ターゲットを女子にしたのはどうしてですか。

自分がいろいろとこじらせていたことが関係しているんです(笑)たとえば、私が当時していた事務の仕事を選んだのも「女子だから」だったんですよね。ちょうどいいかなって思って。出版業界や大手企業の総合職に憧れもありました。けれど、「仕事漬けの日々になりそう。なんだか可愛げもないし、バリバリ働くと今以上にモテないんじゃない私?」って思っちゃったんですよね。これは、もし自分が男性だったら持たなかった考えだと思います。それで結局、ほどほどにモテそうな事務の仕事を選んだんです。そこに対する後悔や罪悪感はありました。でもそれ以上に「女性は男性と同じように頑張っても成功できるわけじゃない」って思いが強かったんです。たとえ出世を勝ち取れて仕事で成功したとしても、幸せな恋愛や結婚といった女性としての成功には繋がらないんじゃないかという気がしていて。そこに気付いたときはすごく悔しかったし、もっと若い頃に知っておいたらよかったなと思いました。

だからこそ、男性と同じような頑張り方をするだけじゃなく、女性ならではの頑張り方や処世術があるよってことを下の世代に伝えたいと思ったんです。

 

―そうなんですね。たしかに「女性は男性と同じような頑張り方をするだけじゃいけない」的な考えは、私も共感出来る部分があります。

ありがとうございます。他には、学歴コンプレックスがあったのも関係しています。高校のときは「いい大学に行った方が、頭の良い男性や友人に出会えるのでは」と思って勉強を頑張った結果、偏差値がそこそこ高い大学に受かったんです。でも、いざ入ってみると大学をまたいで入れるサークルがたくさんあるので、周りの男子たちはみんな別の大学の可愛らしい女子と付き合っていくんです。その女子たちは、高校時代勉強はそこそこに、オシャレや恋愛を楽しみ、女子として自分を磨いて来た子たちだったんです。それに、自分の学歴を伝えて「あ、ちょっと引かれたな」って感じたこともありました。

男子なら、勉強ができれば「いい大学に行っていい企業に入って出世してモテて美人の奥さんをもらう」みたいなリターンがある可能性ってわりと高いけれど、女子はちょっと違って、もともとの足りないものを勉強では補えないのではないかなって思ったんですよね。

そういった疑問や不満や怒りなんかも、ブログを書く原動力になっています。

 

―ちなみに、RIAさんは匿名で発信されていますが、それはなぜですか?

このブログのテーマは、私のコンプレックスから生まれたものなので、実名で発信するのが恥ずかしかったんです。昔からわりとしっかりしたお姉さんキャラに見られることも多かったので、余計に「そんな一面あったんだ!」って友達に知られるのがなんだか気恥ずかしくて。中学の時も「タイタニック」が大好きでレオナルド・ディカプリオの大ファンだったんですけど、友達に話して「えー!意外!」なんて言われたら嫌だなあと思って秘密にしてたりと、昔から自分の考えを伝えることに苦手意識はあったかもしれません。友達は何も気にしないかもしれないから、ただの自意識過剰なんですけどね(笑)

それに、実名だとそういった恥ずかしさもあいまって、コンプレックスを根本からさらけ出せなかったりするので、本当に届けたい人には届かなくなる中途半端な記事になると思ったんです。だから、本音をさらけ出せるように、匿名にしました。友人にもこのブログのことは教えていません。

 

―「女子向け」ということは、メインターゲットは10代後半~20代前半の女性でしょうか?

自分がもっと早くに知っておけばよかったなあ、と思う内容をよく書いているので、高校生向けに書いている記事も結構多いです。一番読まれている記事も、実は「ぼっち」の学生に向けて書いた記事なんです。

girlsrealhack.com

私自身が、高校生のときにクラスでぼっちだったんです。当時は結構辛かったんですが、「こういう風に考えられてたら少し楽になっていたかも」と思うことがいろいろあったので、まとめてみました。

ぼっちへの対処方法を書いた記事は世の中他にもありますが、多いのは「頼れる人に相談しよう」的な解決方法なんです。でも、「いやいや、それができないからぼっちなのよ」って思ってて。実際、ぼっちの子で家庭もうまくいってない子もたくさんいます。

だからこそ、「自分ひとりで無理なくできること」まで落とし込めた対処法だけを書いています。これは、この記事に限らずブログ全体で意識してるんですけどね。だから、ブログ名に「Real」と付けているんです。

 

―確かに、拝見していると「可愛い小物で気分を上げる」「ラジオを聴く」など具体的に試せることばかりでいいですね。読者の方は、検索でこの記事にたどり着くのですか?

そうですね、検索経由が多いです。困っている方が悩んでいることで検索したときにピッタリの記事を見つけてこのブログへたどり着いてくれればいいな、とはずっと思っているので、キーワードプランナーでそれぞれのキーワードの検索数を調べて、それを参考にしてタイトルを考えています。調べていてわかったのですが、悩みを持った人はネガティブなワードで検索している場合が多いんですよ。たとえばクラスで一人になってしまい悩んでいる子は「ぼっち 原因」で、彼氏ができなくて悩んでいる女性は「彼氏 できない 理由」で検索するんです。不思議と「彼氏 見つける 方法」のようなワードでの検索数は少ないんですよね。

でも、理由を知ってどうなるものでもないし、「自分に原因がある」「今の自分のままではいけないから直さないと」っていう考え方って結構危うい気がするんです。ぼっちも、彼氏ができない女性も、本当はその人にふさわしい場所や相手に出会えていないだけで、少し世界を広げれば解決できたり、悩むことじゃないって気付けたりするのに。だからこそ私のブログは、訪れてもらうきっかけは「ネガティブキーワードで検索して見つけた」でいいけれど、ブログを読み終わった頃には少しでもその人の心が軽くなって前向きな一歩が踏み出せるような状態になってくれたらいいなあ、と思いながら書いていますね。

 

―本業の方では、2016年1月に事務職からWebディレクターに転職されたと聞きました。それはどういったきっかけからだったんですか?

実は、きっかけとなったのは映画「アナと雪の女王」を観たことなんです。氷のパワーを持っていながら、それを見せてしまうと嫌われるからと身を潜めて生きていたエルサが、お城を飛び出して解放され、雪道を歩きながら「Let it go」を歌うシーンにとても感化されました。今まで自分は、それこそ先ほどもお話ししたとおり、「女子は女子らしくバランスを取りながら自分をうまく見せていくべき」だと思っていたんですが、自由にありのまま生きるエルサの姿を見て、「私は擦れてたんじゃないかな?」「『バランスを取ればうまくいく』と思っていたけれど、そもそも『うまくいく』ってなんだろう?」「今の社会に合わせただけの一般的な幸せに意味があるのだろうか?」「当たり触りなくやっていって本当に掴めるものなんだろうか?」なんて色々と考えたんです。それ以降、「失敗してもいいから、やりたいことをやろう」って初めて思うことができました。

そこからもう一度自分が何をやりたいのか問い直して、人に伝えたり発信していくことだと気付き、文章以外の伝達方法を増やすためにもとWebデザイナーのスクールに通い始めました。今までの自分なら「学んでどう活かせるんだろう?」などといろいろ考えてしまい踏ん切りが付かなかったかもしれませんが、アナ雪を観た後は素直に「興味があるから飛び込んでみよう」と思うことができました。

スクールで学んだ後、Web制作会社へ転職しました。面接の時に「異業種からなぜWebの世界へ?」と聞かれたときも、ブログのことも含めて、自分のことを「言い過ぎかな?」と思うくらいさらけ出して話していましました。面接の後は「余計なことまで言っちゃったし、これは落ちるに違いない。まあ、記念受験だな。」って思ってたんですけど、内定をいただけて。自分のことをさらけ出して受け入れてもらえたことは今までに無い経験だったので、本当に嬉しかったです。

 

―前職とはまったくの異業種になりますが、Web業界で働いてみてどうですか?

とても自分に合っているなと思います。この前少し驚いたことがありまして、Web業界は勉強会なんかも多く私もときどき参加するのですが、そうした会の中でLightning Talk(LT)という場があるんです。制限時間5分以内でスピーカーがプレゼンを行うのですが、この前のイベントでは若い女の子がLTで堂々とプレゼンしていたんです。Webデザイナーとしての実績も豊富で、かつとても心動かされる話し方をされる方でした。すると、会の後の懇親会でその子のところには長蛇の列が出来ていたんです!しかも、明らかに彼女より年上の男性が、彼女に技術について教えを請うていました。

前職では、前に出てスピーチをするようなタイプのしっかりした女性は「女性なのに可愛げが無い」と周りからからかわれたりするほど、まだまだ男尊女卑の風潮が残っていました。

だからこそ、年齢性別問わず優秀な人に敬意を表する文化があるWebの世界に感動したんですよね。すごく平等な世界だなって。だから、働く時間が前職より多くても、多少「ブラック」だと周りから言われようと気にならないし、私は今の仕事やWebの世界が大好きです。

 

―最後に、今後構想されていることがあれば教えてください。

読者の方を集めた、リアルな場づくりに興味があります。と言っても、集まってお茶を飲んでまったり話すくらいのゆるい場です。会って話さないと相談に乗ってあげられない部分も多いですし、遠からず近からずの存在の聞き役になって、何かしら悩める女子のお役に立てればなと思いますね。

 

■My note

Girls Real Hack。

サイト名だけ聞いて、女の子の可愛い生き方を指南したメディアなのかな?と思っていました。けれど、予想は裏切られました。記事をはじめて読ませていただいてびっくり。女の子のための人生指南的なメッセージがいっぱい詰まっていて、いい意味で、とても人間くさくて、「あー!これはリアルな生の言葉だから響くんだなあ」と感じました。

それもそのはず、ブログを運営しているRIAさんは、本当に自分の感情にいつも向き合い続けて言葉を紡いでいる方だったからです。その感情の中には、怒りだったり焦りだったり疑問だったり違和感だったりがたくさんあって、見てみぬフリをしてうまくいきていく方がラクなのに、RIAさんはそこから目を離しません。じーっと見つめて、でも吐き散らかさず、自分の中で昇華して伝えるための言葉に変えているんです。

経験があるから共感ができる。まっすぐな言葉だから心に届く。

RIAさんは、それがわかっているから、目の前の感情から逃げないのだと思いました。

ただの迷える雑記でしかない

細々とだけど、ここで雑記を週2くらいのペースで更新していて、何より嬉しいのは読んでくれている人たちがいるってこと。

私の友人もいれば、たまたま何かのきっかけで見つけてくれた人もいると思うけれど、私が自分の部屋で打ち込んで世に放った文章が今誰かの目に映っていること、その人がこの文章を読んでもいいな、と流し読みなどでも目を通してくれていることが、とってもありがたいことだなあと久々に実感している。

以前インタビュー記事をアメブロでバリバリ更新していたときは、PVも今も何倍もあって、もらえる反応も多くて、シェアもよくされて、それはそれでうれしかった。

でも、自分のブログの方向性を迷ってる今は、こんな個人の取るに足らないつぶやきしか載っていないのに読んでくれる人がいて、いやほんと読んでくれてありがとうございます、という気持ちがじわじわと湧いてくる。

自分の雑記。

筆が進むこと、書きたいもの。

読んでもらうために需要のあるテーマ。

検索を意識したタイトル付けや構成。

ブログ全体としての統一感。

考えていても、これらがぐるぐると頭の中でまとまらず、あんまり自分がこのブログをどうしたらいいのかの答えが出なくて、今こいつは宙ぶらりんになっている笑

ブログ運営者としても、曲がりなりにも職業人ライターとしてもこれじゃあよくないんだけどね。

別に商業目的でするつもりはないから、巷で流行ってるLINE BLOGで多いように、完全プライベートだよ!と言い切ってしまってもいいんだれど。

正直、まだよくわからないんだ。

昔のブログを見ても、私はいつだって悩んでるから、たぶんこの先どんなときも悩みつつ、でも手探りで歩みを進めていくのだと思う。

あっ、過去のブログはこれです。

http://s.ameblo.jp/7summer8

最初の方の記事とか、テンション高すぎて若すぎて黒歴史に近いけれど、たまに見返すと元気ももらえたりする。

26歳になっても、独立しても、まだまだ悩みばかりで。

自分の年齢に焦り、過去を羨むこともあるし、才能溢れる若い子たちが眩しくて直視できなかったりもする。

でも、バカかと。

おめえはバカかと。

自分に言ってやりたい。

「人生で1番若いのが今だ」なんて綺麗な言葉でまとめられやしないけれど、今までの人生の蓄積が今の自分なんだしそれがあってこそ今の自分が感じ考えることがあるんだ、良くも悪くも。だからまずはそれを認めた上で、そこに縛られんなと。

それに、26年間は四半世紀だしたいそうな時間だしハタチや学生の頃の特権なんてもはや存在しないけれど、だからって卑屈に思わなくていいし、今まで自分が積み上げてきたものや周りに認められてきたことだけにこだわらなくて縛られなくていいんだと。自分を規定するなと。

言ってやりたいね。

締め括りが岡本太郎チックになってしまった。

※「自分の中に毒を持て」という彼の著書をご参照ください

雨の日に聞きたい歌たち(5曲)

昨日一昨日は随分と雨が降っていた。

 

結構前からだけど、いつからか、雨の日が好きになっていた。

傘に降り注ぐ雨音や、窓に打ち付ける雨音がとても心地よいからかもしれない。

 

雨の日は、雨にまつわる歌を聞きたくなる。

いや、本当は天気なんて関係なく毎日のように聞いていたりするんだけど、雨の日に聞くと余計風情を増す歌ってある。

完全な独断と偏見で特に好きな歌を選んでみた。

 

 

1.Rain/秦基博


言の葉の庭 Rain / 秦基博(Motohiro Hata)  MAD/AMV

 

ご存知、新海誠監督の作品「言の葉の庭」のエンディングテーマ曲。

映画自体も雨にまつわるロマンチックなストーリーで、かつ雨の日の描写がとても美しいから、ぜひ雨の日の夜に鑑賞することをおすすめする。

 

どしゃぶりでもかまわないと

ずぶぬれでもかまわないと

しぶきあげるきみが消えてく

 

2.ウェザーリポート/BUMP OF CHICKEN

残念ながら適当な動画が見つからなかったのだけど、

中高時代の私を支えてくれた音楽のひとつ・BUMPの歌です。

 

あなたの その笑顔が 誰かの心を許すなら

せめて傘の内側は あなたを許して どうか見せて欲しい

 

雨や傘と登場人物の表情・性格をうまくリンクさせた歌詞も心を打つ、

アップテンポなのにどこか切なさと強さを含んだ曲。

 

3.Rainning/Cocco


Cocco Bank Band raining

 

真っすぐに伸びやかに響いてくるCoccoの歌声が美しい歌。

彼女が歌う絶望の後ろには、いつも願いや希望がある。

それは とても晴れた日で

未来なんて いらないと想ってた

私は無力で 言葉を選べずに

帰り道のにおいだけ 優しかった

生きていける そんな気がしていた

 

4.君は雨/大橋トリオ


Ohashi Trio (大橋トリオ) - 君は雨 (너는 비)

彼の歌にどれだけ救われてきただろうか。

別れの曲だけど、彼が歌うと爽やかで美しい思い出に変わる。

 

何故季節は僕らを残して 過ぎ去ってしまうのかな

今降り始めた雨がそっと 僕の胸の君を連れていった

真冬の空の中に

 

5.濡れない雨/中納良恵


中納良恵『濡れない雨』

 

EGO WRAPPIN'のボーカルよっちゃんがソロで出してる歌。

でも「よっちゃーん!!!」と気軽に叫べない、中納良恵の世界観が現れてる。

このPVが好きすぎて。

 

濡れないこの雨に 打たれて打たれて

胸のすき間濡らす 帰り道 夜の中

濡れないこの雨に 打たれて打たれて

君が生きている それだけで それだけで

 

 

週間天気予報を見ると、大阪は向こう1週間くもりもしくは晴れのようだ。

少し、雨の日が待ち遠しい。

11月のある夜のつぶやき。

会社を辞めてから、曜日感覚があんまり無くなってしまった。

平日でも「今日は休もう!」と決めて街に繰り出しているし、土日は籠ってガリガリ原稿を書いていたりもする。かと思えば、たまには土日の日中仕事して夜は飲みに行って人の多さに圧倒されて休日の街の流れを実感したり。

幸いなことに、プライベートと仕事のONOFFの垣根が薄いところに関しては、今のところ苦痛だと感じずに過ごせている。

 

昨日、遠方にいる大学時代の友人と久々に電話をした。

その友人とはまず普段は会えないし、話せるとしても平日日中くらいしかチャンスが無い。だから、会社勤めをしていたら話すことはなかなか難しかったはずだ。

近況報告やらなんやら、気がついたら2時間半も話してた。

大学時代、お互いキラキラと夢を追いかけたこともあればちょっと冷めて斜に構えたこともあったし、就活も同じ時期にしていたので、なんだかんだ心境が変化していくステージを共有する場面も多かった私たち。

会話の内容は出会った頃に比べるとだいぶリアルなものになったけれど、いつもながらお互い無理しない程度に前向きに、今の日々や今の感情を大事に噛み締めていることを再確認できた時間だった。

 

もちろん、会って顔を見て話すことに敵うことはないけれど、こうしてカフェでおしゃべりするのとなんら変わらない感じで時間を共有出来るっていいなあって、昔は人と電話で話すのが超苦手だった自分が思っているのも少し不思議だったりする。

地元や遠方に散らばっている友人に声を掛けて、今度はオンライン忘年会をしようかと言っているくらいだから、わからないもんだ笑

 

あと、リアルで会う場合、夜にカフェでコーヒーを飲む時間を共有できたりするのも素敵だなあと最近よく思う。

ビールを筆頭にお酒も大好きだから飲みの場もいいんだけれど、邪魔をしない程度に心地良いBGMが流れている空間で、あったかいコーヒーを飲みながら「最近どう?」とか「これについてどう思う?」なんて話を繰り広げるのもいいなあ、そういったシチュエーションの方がお互いの話に丁寧に耳を傾けられることもあるような気がするなあ、って。

 

 

そういえば、この前とあるキッカケがあって試しに夕方と夜の街を撮ってみた写真がブレブレで「あー写真ヘタクソだなあ」と思ったんだけど、そのブレが逆に愛らしくてなんだか気に入った。

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たぶん、夜景がとても好きなんだよね。

工場夜景ツアー行ったくらいだし。

ジャンクションのあの感じもたまらない。

近くのなにげない風景さえも、夜になるとまた雰囲気を変えて映えてくる。

 

これから、夜にときどき近くの水辺や街を徘徊してシャッターを切ろうかなと思う。

ぼちぼち慣れてきました。

昨日はクリエイターでサプライズがお得意な先輩と、企画の立て方・記録方法・今後コラボできそうなことなどについて色々おしゃべり@LINE。

根っからの企み大好きな先輩に感化され、色々と仕掛けていきたい欲がむくむく。

コラボが楽しみ。

この前も、仲の良い友人からお互いのことを理解している関係性ゆえのお仕事依頼が。

年明けからの長期戦になりそうなプロジェクトだけど、やりたかった物語を紡ぐお仕事に近いことができるので、未知だけど不安以上に楽しみがでっかい。

いや〜ありがたい。

今も、ライターのお仕事をいただきつつ、前職の経験を活かしたインサイドセールスのお仕事も手伝ったりしていて、それも新鮮で楽しい。

「ライターという肩書きにとらわれずに!」ってメッセージもいただいたので、ココロが動くという確固たる軸にだけ沿って、寄り道もしつつ興味関心の向く方向に動きたい。

独立直後は、家やカフェで仕事をしていても孤独感ばかり感じて、あったかい雰囲気だった前職がとても恋しくなってたけど、仕事に変化やリズムが出来てきたこともあって、ちょっとずつだけど慣れてきた。

在宅でもこれだけ不自由なく仕事ができる今の時代に生まれたことに、ほんとに感謝だなあ。

めちゃめちゃ今更ですが、「君の名は。」を観に行ってきました。

タイトルの通りです。

 

公開されたの8月だよ。ロングラン。

興味はあったものの重い腰をなかなか上げられなかったんだけど、半分社会勉強くらいの気持ちで観に行ってきた。

 

なんせ、映画を観る習慣がない。

映画館に行くのなんて、1年に1回くらいじゃないかな。

中学生の頃は他に娯楽が無かったから、月1くらいで友達と電車に乗って映画観に行ってたけど、

高校で部活漬けになってからその習慣が途切れて、

人と観ていると感情移入しきれない自分がいるので、

なるべく一人で観に行こうとしているとどんどん腰が重くなっていった。

そんなこんなで、久々の映画館。

 

これだけ騒がれているのに、物語の予備知識は一切無かった。

男の子と女の子が入れ替わる、ちょっと浮世離れしたラブストーリーなのかなくらいのイメージ。

実際に観てみると、もうなんだか本当にその浅はかなイメージを持って臨んだのがゴメンナサイってくらいに、心打たれたし動かされたし涙腺崩壊した。

 

まず、評判通り画が美しい。

惹き込まれてしまったし、なんかテーマパークに行ってるような気分になった。

 

んでね、リアル。

物の描写や街の描写が。

一番びっくりしたのは総武線代々木駅(だったはず)のメロディーが再現されてたこと!発車メロディー好きとしてはたまんなかった。

 

んで、主題歌はRADWIMPS

これ、間違いなく私たちの年代狙いに来てるよね。

20代全般取り込みにきてるよね。

ちょうど私が高校生のときに彼らは全盛期で、3と4のアルバムなんて何百回聴いたかわからない、私も大好きだったバンド。

彼らの繊細な歌詞と〝RADらしさ〟を感じるメロディーが、すーっと物語に溶け込んでたよ。

でも「前々前世」が序盤で掛かるとは思ってなかった笑

 

もちろん大前提として、ストーリーにもめちゃ惹き込まれて、

気が付いたら、途中で何に感動してるのかよくわからなくなるくらい、大泣きしてた。

年を重ねるごとに感動しやすくなるし、心のひだが弱くなってる、間違いなく。

 

で、このお話の核にも関係してる、

「彗星が落下して町が壊れて多くの人が亡くなる」ってシーンがあるんだけど、

あれを見たときから、もう東日本大震災がフラッシュバックしてね。

 

年に一度のお祭りの日、皆がウキウキして会場に集まっているタイミングで、

そんな自然現象が起こって多くの人が一瞬で命を奪われる

なんて、こんなシーン、以前ならフィクションとしてしか見れてなかったと思う。

 

でも、特に震災以降、こういったことが起こり得るっていう考えが、自分の中に強く根付いて。

それはきっと、何度もニュースで見たあの津波が町を覆う衝撃的なシーンが、ずっと自分の中に残っているからなんだろうけれど。

 

だから、リアルだった。

途中主人公たちが入れ替わったりタイムリープ的な現象が起こることで、

その災害が起こる前の時間に戻ってどうにか被害を防ごうと奔走するシーンがあるんだけど、

「実際にこんなことができたら、救えた命がたくさんあるのになあ。」

なんて思ってからずっとそのことに心とらわれていたよ。

 

もちろん、現実には起こりえない設定を含んでたりするので、

細かいところに色々矛盾を感じたりツッコミたくなったりはあったものの、

十分に心揺さぶられた。

 

映画館からの帰り道、いつもの道やいつもの日常が少し非日常のように見えた。

「これは、私が見ているいつもの日常に見せかけて、この世界すべてが実は錯覚なのかもしれない。」

なんて思ったり、ちょっとした景色がやけにキラキラ見えたり。

そして、心揺さぶられたからか、なかなか寝付けなかった。

 

 

これが、いい作品に出会えた証拠。

 

こんなタイミングになってしまったけど、観に行ってよかった。